みなさん、この記事をご覧いただきありがとうございます。
まず、日本代表が8/30のW杯予選のカザフスタン戦に73-48で勝利しました!
イラン戦は負けてしまったので、貴重な勝ちを得ることができて本当に良かったです。
今回の記事はカザフスタン戦の試合分析をやっていきたいと思います。
カザフスタンについて
カザフスタンは2022/5/1現在、FIBAランキング68位で日本よりも格下の相手です。
実際、7月にあったアジアカップ2022では100-68で日本が快勝しています。
カザフスタン戦メンバー紹介
カザフスタン戦に招集された選手をご紹介します。
基本的には前回のイラン戦メンバーですが、新メンバーとして3人招集されています。(新規は太字)
氏名 | 背番号 | 身長 | ポジション | 所属 |
富樫 勇樹 | 2 | 167 | PG | 千葉ジェッツ |
比江島 慎 | 6 | 191 | SG | 宇都宮ブレックス |
アキ・チェンバース | 11 | 191 | SF | 群馬クレインサンダーズ |
須田 侑太郎 | 17 | 190 | SG | 名古屋ダイアモンドドルフィンズ |
馬場 雄大 | 18 | 195 | SG | – |
西田 優大 | 19 | 190 | SG | シーホース三河 |
ニック・ファジーカス | 22 | 207 | C | 川崎ブレイブサンダース |
河村 勇輝 | 33 | 172 | PG | 横浜ビー・コルセアーズ |
永吉 佑也 | 43 | 198 | PF | ライジングゼファー福岡 |
井上 宗一郎 | 71 | 201 | PF | サンロッカーズ渋谷 |
張本 天傑 | 88 | 198 | PF | 名古屋ダイアモンドドルフィンズ |
吉井 裕鷹 | 91 | 196 | SF | アルバルク東京 |
アキ・チェンバース選手は20-21シーズンまで千葉ジェッツに在籍し、21-22シーズンから群馬クレインサンダーズに移籍しました。
オフェンスよりもディフェンスでハッスルする印象を持っています。
ニック・ファジーカス選手は川崎ブレイブサンダースの大黒柱で、Cでありながらシュートやパスがかなり上手な選手で、ホーバス監督は彼のシュートに期待していたと思います。
さらにNBA経験者というBリーグでも貴重な存在でもあります。
張本選手は名古屋ダイアモンドドルフィンズでも中核選手で、彼も大型選手でありながら3Pなどシュートが得意です。
前半の試合運び
スタートは以下の5人でした。
- 冨樫
- 比江島
- 馬場
- 井上
- ファジーカス
オフェンスではリズムが良くなかったせいか個人技が目立っていました。
ファジーカス選手をはじめ、新しく加わった選手がいたことでうまくシステムが起動していなかったと思われます。
さらにイージーショットも外すシーンも見られたのもあって、前半は27-27のロースコアかつ同点で終わる展開でした。
ディフェンスではリバウンドを取ることができず、カザフスタンにセカンドチャンスを与えてしまっていました。
カザフスタンもアウェーでシュートタッチが良くなかったのか点が伸びませんでした。
この点、日本は救われていました。
お互い前半はオフェンスでもディフェンスでもやりたいことができなかった、という感じだと思います。
後半の試合運び
後半の日本はオフェンス/ディフェンスともに前半からガラリと変わって、日本らしいプレーがたくさん出ていました。
ハーフタイムで共有した修正がちゃんと具現化できた、ということだと思います。
オフェンス面では井上選手の3Pが起爆剤となったことでペイントエリアが有効に使うことができ、ドライブやファジーカス選手のポストプレーが機能しだしました。
ディフェンスでは河村選手がすごかったです。
前回のイラン戦でもそうでしたが、172cmと思えないフィジカルの強さで外国人PGに当たり負けせずプレッシャーを与えていました。
惜しくもファールを取られてしまう場面はありましたが、河村選手のアグレッシブなディフェンスも流れを変えたシーンだったと思います。
後半戦はハードディフェンスから相手のミスを誘い、速攻で得点する。
この流れがよくできていたと思いますし、この流れからオフェンスもうまく行くようになったと感じています。
ホーバス監督もインタビューで仰っていましたが、ディフェンスから流れを掴むことができた、と。
ハードディフェンスのおかげでカザフスタンもミスが増えていたのも事実ありました。
あれよあれよと最終的には73-48で圧勝となりました。
まとめ
8/30のカザフスタン戦は前半の内容はあまり良くないものでしたが、後半はホーバスジャパンが目指すバスケットが体現できていたと思います。
ホーバス監督が求めるバスケットは、
- ハードディフェンス
- スピード(攻守の切り替えや試合展開)
- 3P
と、仰っていました。
後半戦はこれがちゃんと機能していたので勝利に繋がったと思います。
河村選手や井上選手など、まだ20代前半の選手が躍動しているのは本当に素晴らしいことですし、今後に期待しかないです。
本番は来年の8月でまだまだ調整が必要だと思いますが、今の代表メンバーはこれらの要素を十分に発揮できる選手達だと思います。
ここに渡邊選手や八村選手などが加わればもうどんなゲームになるのか、想像するだけでワクワクします。
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