みなさん、この記事をご覧いただきありがとうございます。
日本時間の26日(金)午前1時からアジアW杯予選のWindow 4があります。
そこで今回出場する選手達を紹介し、どのような戦い方になるかを考察していきます。
そもそもイランは強いの?
選手紹介の前に対戦相手のイランについて紹介します。
FIBAのHPから参照すると、
- イラン 23位
- 日本 38位
という結果でした。https://www.fiba.basketball/rankingmen
ランキングで見るとかなり格上の存在で、2022年7月に開催されたFIBAアジアカップでイランと対戦しましたが、76-88で敗れています。
ですが、翌月に行われたイランとの強化試合では2試合とも勝利を収めているので、今回の予選はとても期待が持てます。
では早速、選手紹介をしていきましょう。
出場選手
今回選ばれた選手達をポジション毎にリスト化し、持ち味もご紹介します。
【PG】
PG | 背番号 | 身長(cm) | 所属チーム |
冨樫 勇樹 | 2 | 167 | 千葉ジェッツ |
寺嶋 良 | 20 | 179 | 広島ドラゴンフライズ |
河村 勇輝 | 33 | 172 | 横浜ビー・コルセアーズ |
冨樫 勇樹
日本人プロバスケット選手の中で初めて1億円プレイヤーとなった選手です。
バスケ選手としては身長が低いですが、それに劣らないスピードとクイックシュートから放たれる3Pシュートが魅力です。
8/13, 14に行われたイランとの強化試合でも得意の3Pで点を取りまくっていたので、26日の試合にも期待です。
寺嶋 良
寺嶋選手は結構攻撃的なガードという印象を持っています。
日本の中ではサイズのあるガードなのでサイズ面でも外国人選手には負けないと思いますので、持ち前のオフェンス力とサイズを使って頑張ってほしい選手です。
河村 勇輝
河村選手は福岡第一高校という高校バスケでは長名門校出身で、スタメンガードでバスケ界ではかなり有名な選手でした。
Bリーグでは各チーム特別指定選手選手ということで大学生や高校生をチームに入れ、プロを経験させる制度を持っています。
河村選手は18歳8ヶ月というB1史上最年少出場及び最年少得点の記録を持っています。(この時は三遠ネオフェニックスに所属していました)
河村選手の持ち味は、やはりスピード・キレのあるドライブ、からのアシストです。
あとディフェンスが上手な選手で、強化試合の時にイランのPGに仕事をさせませんでした。
なので今回もドライブとディフェンスに期待です。
【SG】
SG | 背番号 | 身長(cm) | 所属 |
比江島 慎 | 6 | 191 | 宇都宮ブレックス |
須田 侑太郎 | 17 | 190 | 名古屋ダイアモンドドルフィンズ |
馬場 雄大 | 18 | 195 | – |
西田 優大 | 19 | 190 | シーホース三河 |
ガードという名前がついている通りボールマネジメントもやるし点も取る重要なポジションです
比江島 慎
比江島選手は今回のメンバーの中でも最年長でベテランです。
得意なプレーは「比江島ステップ」とも呼ばれる独特なステップからのドライブで得点を量産してきています。
実際昨年のBリーグではチームをチャンピオンに導いた男なので、イラン戦でも持ち前のドライブを活かして活躍してほしいです。
須田 侑太郎
須田選手はBリーグの記録というよりはここ最近の代表試合での活躍が目まぐるしいです。
7月に開催されたアジアカップでは1試合で3P6本を含む33得点。
ここにきてとんでもない爆発力を発揮しているのでとても期待できる選手です。
馬場 雄大
馬場選手も学生時代からかなり有名な選手で、日本人としては大型な選手ですが運動能力が日本人離れしています。
現在は海外をメインに活動しており、海外のリーグでも遺憾無く実力を発揮しています。
今回は海外組として参加しており、強化試合でも実力を十二分に発揮していたので、今回のイラン戦でもぜひ活躍してほしい選手です。
西田 優大
西田選手は正直最近の代表戦で知った選手です。
試合も見ていると大事な場面で点を取れるとても重要な選手だなと感じています。
今の日本代表のスタイルにも合っているのか出場機会も多いので、ぜひ頑張ってほしいです。
【SF】
SF | 背番号 | 身長(cm) | 所属 |
吉井 裕鷹 | 91 | 196 | アルバルク東京 |
吉井 裕鷹
吉井選手も最近の代表戦で知った選手です。
特徴としては、196cmと外国人選手に負けないサイズでミドルレンジや3Pが上手な所です。
上述しましたが、サイズがあり当たり負けしないのでゴール下でのディフェンスにも魅力があると考えています。
持ち前のフィジカルで頑張ってもらいたいです。
【PF】
PF | 背番号 | 身長(cm) | 所属 |
シェーファーアヴィー 幸樹 | 32 | 206 | シーホース三河 |
永吉 佑也 | 43 | 198 | ライジングゼファー福岡 |
井上 宗一郎 | 71 | 201 | サンロッカーズ渋谷 |
しかし最近の日本代表はPFでもSFと同じような役割もあります
シェーファーアヴィ 幸樹
シェーファー選手は206cmもある日本人としては大型選手ですが、走れるし3Pも打てるし、かなり器用な選手です。
バスケは高校2年生から始めたのでまだ7年ちょっとと、その運動神経の良さを物語っています。
フィジカルも強い選手ですので、サイズと器用さを武器に頑張ってもらいたいです。
永吉 佑也
永吉選手もベテラン選手で、比江島選手とは大学時代のチームメイトでもあります。
サイズもあって当たり負けしない点がとても魅力ですが、これまた永吉選手も外のシュートが上手なのです。
井上 宗一郎
井上選手も2mを超える長身でありながら3Pを打てるとても魅力的な選手です。
PFの3人に共通しているし、何回も書いていますが、皆さんサイズがありながら外のシュートが上手いです。
後でも述べますが、PFの選手達の活躍がとても重要になってくると予想しています。
次に試合の考察をしていきましょう。
戦い方予想
今年になって日本代表の監督が変わり、東京オリンピック女子バスケットボールを牽引していたトム・ホーバス氏が監督に就任しました。
彼の考えるバスケで重要な点は、「3P」です。
NBAでもそうですが、ポジションに関わらず3Pを打てるのが当たり前の時代になっています。
監督としては日本を強くするための手段の一つとして3Pを重要視しているのだと考えています。
なので、召集されている選手達はサイズに関わらず3Pやミドルレンジシュートが得意な選手達ばかりなのです。
予想される攻めのポイントとしては、
- ディフェンスからトランジションの早いバスケット(いわゆる走るバスケ)
- ドライブ→パス→3P
大きくはこの2つだろうと予測しています。
前回の強化試合でもやりたいバスケは基本的にこれと同じ印象を受けたので、今回も同じことをしてくると思います。
しかしイランも直近で対戦しているので対策してくると思うので、それに対して日本がどう対処してくるかとても楽しみです。
もう一つ大きなポイントは、「リバウンド」です。
リバウンドもオフェンス/ディフェンス両方ありますが、どちらも重要です。
日本はイランに比べサイズがないので不利な状況ですが、まずはディフェンスリバウンドは頑張ってほしい。
ディフェンスからリズムを作っていくのが重要だと私は考えているので、まずはディフェンスから。
最後に、とにかく選手達には自分の持てる最高のパフォーマンスをして全力で試合をしてほしいと思います。
コメント